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僕の法政大学史30 2010年④

2010年の就活どうにかしろデモの準備は、ほぼ全員が初対面、それまでにデモを企画した人がいない、残り期間が短いという状況を考慮すると、かなり理想的に準備を進められたのではないかと思う。
確固とした信頼関係が出来ていない中で、デモコースの下見、デモ申請、プラカード作り、ネット情宣、街宣など、みんな精力的に動き回った。始めて出会った仲間と一つのものを作り上げる、その過程には大きな充実感があった。準備に協力してくれるという学生、当日参加すると言ってくれる学生も増えていった。


また、就活どうにかしろデモまでの2週間強の間に、取材の申し込みや、ブログのアクセスも日に日に増加していった。このことによって、運営メンバーの中でもデモ当日が近づくにつれてどんどんと勢いづいていったと思う。
(参考 就活どうにかしろデモ実行委員会ブログ


ただ、法大の現状を経験した身としては、そのような外部的な要因をモチベーションにしてしまうことに危機感もあった。


2010年の就活どうにかしろデモに限らず、就活デモは行動がすぐに数値や取材として表れるという見返りがある。この見返りによってメンバーの中には自分たちの活動に自信や勇気を持つことができた人もいたのではないかと思う。実際に僕もそういう面があったと思う。

しかし、一般的には大抵の社会運動は大手マスコミからは無視されるものであるし、また社会なんてそんな簡単に変わるものではない。就活デモではそういった困難さを知る前にスポットライトを浴びることになってしまう。スポーツでも文化活動でも大半がそうだと思うのだが、世間から評価されるには下積みの時間を必要とする。2010年の時点では上手く言葉にすることが出来なかったのだが、就活デモにおけるマスコミを中心とした注目は非常に危ういものだと思った。
この点に関しては、もっと注意深く見ておくべきだったと、後悔のような気持ちを持つときもある。



心の中に一抹の不安を抱きながらも、就活どうにかしろデモの準備は進められ、デモ当日を迎えた。就活どうにかしろデモの日は僕の大学生活の中でも本当にすばらしい一日として印象に残っている。僕は今でもアルタ前を通るたびにこの日のことを時々思い出す。


雨という予報もあった中、デモの時間には気持ちよく晴れ上がり、情宣を始めるとすぐに参加するという人が周囲に集まってきた。
僕たちは、新宿の街を歩き、運営・参加者含めて次々に拡声器を使ってアピールした。
デモ終了後も多くの人が解散地の公園に残って何時間も交流した。

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その日は新宿から高円寺に移って終電の近くまで話をし、人がまばらになるのを見て僕も帰ることにした。
店を出る際に本間君と「お疲れ様」と握手をして別れた。たった数週間の付き合いなのに、随分と長い付き合いのように感じられた。
電車に乗り、家に帰り、数週間のことを思い返して、達成感と寂しさを感じた。終ってしまったんだなと思った。僕は就活どうにかしろデモの準備の中で久しく感じていなかった楽しさを感じていた。


その頃の僕は法政大学の中では、自分は齋藤君・増井君と違う方向を向いているんだという孤独感があった。孤独感というのは辛いもので、自分が何をしたいのか、何をしようとしているのか見失いそうになることもあった。そういった活動においての孤独感は就活どうにかしろデモの運営においては感じることはなかった。同じ目標を持って一緒に活動できる仲間が多くいるということの素晴らしさは心に響いた。それに就活デモの中では法大独特の「大学と戦っても勝てない」「何をしても無駄だ」といった活動における絶望的な雰囲気もなかった。

就活どうにかしろデモを終えた時点で、法大の外での人間関係も広まり、いくつか「こういう事をしてはどうだろう」というようなお誘いも受けていた。このとき、その気になれば無限地獄のような法政大学の現状から逃れようと思えば逃れることもできていたのだと思う。



それでも僕は自分がもともといた場所に戻ろうと思った。

就活どうにかしろデモのメンバーの大半は、その後院内集会を行うための準備を始めるのだが、そこに留まり続けようとは考えなかった。そのことに関しては、全く悩みはなかった。就活どうにかしろデモ実行委員会は僕がいなくてもまわり続けるけれど、法政大学の中では僕にしかできないこと、僕がやらなければならなことが残っていると思った。

就活どうにかしろデモを終えて、僕は法政大学に戻ることにした。そこでは当然のように悲惨な現状が待ち構えていた
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Author:自由空間
先輩が作ったサークルが廃墟になってしまったので、かなり個人的に使っています。

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