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法大関係者の方に取材③ ゼロ年代前半の方 世界が変わった10日後

ゼロ年代の約半分をサークル本部界隈で過ごした。言うならば「法政変わっちゃったね」とよくOBの方が口にする法政が変わっていく過程を間近で見てきた人の一人である。
現役法大生ではあまり想像がつかないだろうが、昔の本部界隈の人というのは頭が切れる人が多い。今はほとんどなくなってしまった大学当局との「政治」をしてきている。
長い時間お話していただいたが、今回は9・21(ボアソテロ)の部分をまとめた。01年、法政で世界で何があったのか触れることが出来るかもしれない。

9・21(ボアソテロ)とはどのような事件だったのですか?

あれが(法政と学館の)終わりの始まりだろうね。
事件を知って「これはただ事じゃすまないな」って思ったんだけど、当事者たちが全くそう思ってなかったなあ。やった相手が清成(当時の法政総長)だけかと思ったら、奥島(当時の早稲田総長)にオリックス会長(宮内義彦)がいるっていうから、今まで通りじゃ済まないと思ったんだ。でも、当事者たちは「(今まで通り)絶対大丈夫だから、こんなの」って言って聞かないんだよ(苦笑)興奮しちゃってやらかした事の重大さまで認識できて無かったんだね。

色々な方にお話を聞いて、感想として9・21をきっかけにノンセクトの衰退が始まったと思うのですがどう思いますか?

「黒(法政のノンセクト)」って言っても、よく勘違いされてるみたいに一枚岩の組織なんて存在しないんだから、一概には言えないんじゃない?「学館」や「学祭」や「学生自主管理・自主文化創造」って言う『文化』に共感するそれこそ普通のサークル員から、運動好きの奴まで様々な連中がそれぞれみんな「黒」なんだから。
でも、「黒」が今まで対決を想定していなかった勢力と戦うことになったってのはあるね、それもいきなり。本気の公安と激突することになった。
何だかんだ言っても中核の連中は国家(公安)と40年戦って強靭な組織を構築してる。でも、黒はそうじゃない。みんな普通のサークル員なんだし、ゴリゴリ活動してる奴らも「自分たちは中核とは違うから公安も本気では来ないだろう」って前提でやっていた。そこに公安が本気でかかってきちゃった。
 当時の黒は反撃されることを想定してなかったとも言えるかな。普段の学生部包囲とか総長室突入とかの「実力行動」は基本的に当局の規制に対する防衛行動だったし、ボアソ開館(00年)の時も一部の連中が「ボアソ粉砕」って式典に突入しようとして職員と揉み合いになったけど、当局も未だ学生弾圧に負い目があったから双方痛み分け、お咎めなし。
そんな当局と学生との関係が公安の介入する「報復」を受けたことで変わっちゃった。

ある意味では「法政の貧乏くささを守る会」などの運動が成功しすぎたということですか?

ある意味では。一人のカリスマ変人の運動が、人間一人で出来る範囲を遥かに超えた影響力を持つに至って、国家権力に目をつけられた。それに9・21もやたら大成功しちゃったしね。
当時はね、9月11日(アメリカ同時多発テロ)を境に世界が変わった、正にその時だったんだよ。
もちろんあの事件のように「自爆で皆殺し!」なんて誰も思ってないよ。でも、あんなムチャクチャなことが世の中で出来るんだっていうことに気づいてしまった。それもあって彼らは意気揚々と実力行動に突っ込んでいった。社会背景の影響は絶対にあると思うよ。

9・11(アメリカ同時多発テロ)は9・21(ボアソテロ)にそれほど大きな影響を与えたのですか?

世界が変わってしまったんだよ。一個人とか一組織の力で、既成概念をぶち壊せる世界が始まってしまったわけ。そのスタートのところの興奮状態に彼らもいたから「俺もやっちゃえるんじゃないか?」みたいな感じ。でも守る当局はジジイだから未だわかってなかった、時代が変わったっていうことに。語弊を恐れずに言えば「自爆テロ」が成功しちゃったんだよ。

9・11(アメリカ同時多発テロ)以降、世界で警備や監視が強化されていますが、その時点では警備側がまだ気づいていなかったということですか?

混沌の時代の中で彼らや若者は世界のルールが変わった事に気づいてた。でもジジイは気づいてなかった。治安機関(公安)とかは気づいていたんだろうけど、法政当局はまだ前時代を生きていたわけ。世界が変わる瞬間をその目で見てから十日も経っているのにね、まさに平和ボケ。まあ経済成長、序列社会の中で生きてきた人達だから、世界が変わったことに気づくのに時間がかかったんだろね。だから安々と突破され、テロ攻撃を防げなかった。まあ、その後すさまじい報復を受けたんだけど(笑)やる側はやる側で、どれだけでかい報復されるか分かってなかった。
ボアソ開館の時みたいに、今までだったら正面入り口で止められて職員と押し合いして、そこで水でも撒いて終わり。それが今までの常識だった。でも、若者はもっとやればできるんじゃないかという発想を得た。で、やったらできちゃったと。

9・21(ボアソテロ)と現在の法政大学のでサークル規制や、学祭規制の強化とのつながりはあると思いますか?

あの時を境にして当局は恐怖したんだよ。始めて学生とその軸となる「文化」に恐怖した。
それまでも学生への文化破壊を狙った規制弾圧は連綿と続いてたけど、言うなれば今ほど本気じゃなかった。中核も対当局では大人しかったし、せいぜい学生は「やっかい」位の認識だったのが、せん滅する対象になったの。学館や本部といった「組織」と、学生自主管理の「文化」両方がね。
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Author:自由空間
先輩が作ったサークルが廃墟になってしまったので、かなり個人的に使っています。

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