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法大関係者の方に取材④ ロングインタビュー 7年間の記憶⑥

 学館解体後のサークル文化への願い




――04年で学生会館は解体しますが、それ以降弱体化の一途を辿るんですか?

 個人的には04年に文化連盟の委員長に就任します。もしも学館がなくなったらサークル本部が大事になってくるっていうのがわかってたからね。それに、みんなやりたがらなかったんだよ。学館がつぶれる、つぶれないっていう難しい時期だから誰もやりたがらないんだ。
 常任(加盟サークルが集まって週に一度行われていた会議)って普通のサークルの人はなかなか意見が言いにくいんだよ。自治会系(中核)のサークルが香ばしい意見を言ったりはするけれど。だからオレが委員長をやったときは意見を言いやすいようにしようと思って三サークルずつくらいに別けて分科会っていうのをやったんだ。

 意見を言うことに慣れてきた人の中に有望な1.2年生がたくさんいた。学館のホール棟がまだ建っている段階で、「新施設(外濠校舎)の図面に学生の要求が受け入れられたのを確認してからひきかえにホール棟を当局に引き渡そう」という交渉戦術案がでるくらいだった。しかも法大工学部の建築士の先生にお願いして、外濠校舎のフロアの学生案を建築図面にして提出もした。教員にも味方はいたのです。
 ただ「反対」というんじゃなく建設的な対案も出していた文連サークルのレベルはすごかったですよ。


――その有望な一、二年生たちに将来のサークル文化を守ってほしいと思ったんですね?

 難しい質問なのでまた例え話をさせてください。
 法大生と法大当局の当時の関係は銃を向け合っている二人のガンマン。好むと好まざるに関係なく、それが先輩たちから引き継いだ状態。ただし学生のピストルにはもう弾丸は入っていない。だけど銃は自分から条件なしに降ろしちゃいけなかった。少なくとも当局に「二人で同時に銃を捨てないかい?」ともちかけるような「ハッタリ」が必要だった。しかも初めは当局は我々のピストルに弾丸が入っているかも、と恐れていたことはさっき話しましたよね。
 まとめますよ。平和条約を結ぶ前にさっさと武装解除してフルボッコにされたというのが近年の歴史。「この国は昔と違って戦争継続力はないから停戦が国を救う道」と判断すること自体はいいんです。ここで無責任なOBが「戦えよ!」と文句を言うのは竹やりで飛行機を落として勝てっていう精神論と一緒(笑)
 ただ、先輩たちの築いてきたアドバンテージを生かしきれず、学館解体、外濠校舎での権利縮小、そして学友会「自主」解散、と譲歩するだけでズルズル押されてきたのは、断じて「時代の流れ」でも「サークル・法大生の質」のせいでもないです。ボタンをはじめに掛け違った我々世代の戦略ミスです。本当に申し訳ありません。




「ボタンの掛け違え」のせいなのだろうか。04年の学館解体以降、学生を管理するような規制が設けられ続けている。


――この年で大学を卒業しますが、大学生活七年間はどうでしたか?

 楽しかったね。苦労したなって思ったのは9.21のときくらいで。学内運動というのを意識して動いてきたけれど、これほどおもしろいことはない。あんまり思想で武装しなかったのが続けられた理由かなぁと思う。
 というのは、私は法大黒ヘルのつもりではいましたけど、政治とか思想っていう意味での運動にはあまり関心がなかった。楽しい法政と自分のサークルが好きで好きで、そのための利益誘導運動でした。70、80年代の先輩方とお会いすることがあったら「なんだこのアホは!?」と思われるでしょう(笑)だけど自由な法政が誇りだったし、自分のサークルに入ってくれた後輩らが大事だったので、それを守ることしか考えられなかったのです。


――今の法政を見てどうですか?

 諦めないでほしいね。もちろん厳しいのはわかる。すごく気持ち悪い大学になっちゃったなとも思う。監視カメラもいっぱいあるし、少しボールを投げただけで警備員がすっ飛んでくるとかおかしいと思う。おかしいとは思うけれど、諦めないでほしい。
 歴史上でも学館自体が非公認化されてから十年以上持っていたという事実。黒ヘルという人脈が一度途切れても復活しているという事実。学館というハードがなくてもホール協みたいに当局が作った組織を乗っ取ることでサークルの権利を守る連合体を組織できたという事実(ホール協の話題は次回以降に掲載)。そういう歴史を知ってほしい。歴史を知ることでもしかしたら将来何かできるかもしれないということを言いたい。歴史っていうのは今に生かさないといけないからね。



本インタビューは今回で終了です。6月中旬もしくは下旬には新たなインタビューを公開できると思います。
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Author:自由空間
先輩が作ったサークルが廃墟になってしまったので、かなり個人的に使っています。

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